犬の中で人気が高いのは、豆しばやティーカッププードルといった極小系です。その分値段も跳ね上がります。
遺伝的にもともと持って生まれた小さめの仔ももちろんいますが、通常の柴犬やトイプードルの大きさなのに仔犬時期だけ小さくさせる悪質なブリーダーさんがいます。ぜひ知ってほしいです。
どうやって小さくさせるのか
悪くいってしまうと「栄養失調にさせる」です。本来与えるべきミルク、ごはんを少なくすることで成長しにくくさせてしまいます。
これは普通に生まれた仔たちにも通じる所があります。
犬は大抵、一度で複数頭出産をします。兄弟が多いとお母さんのお乳の奪い合いです。そこでどうしても競争に勝てないわんちゃんは飲めるミルクの量が他の仔より少なくなってしまいます。
競争になかなか勝てずミルクの量が少ないと、他の兄弟に比べて体が小さくなります。これはもう仕方のない事です。
ただ、世間では小ぶりな仔の方が人気なので、ここで小ぶりになった仔の方が高く売られていることもあります。
悪質なところはわざとミルクを少なくして小さい仔にしているわけです。小さい仔はかわいいですが、意図的に小さくされた仔もいるということです。
ペットショップでも「小ぶりな仔だと思って仕入れてきて、ごはんをあげたら大きくなっちゃった。」ということがあります。これは「ブリーダーのところでご飯を少なめにさせられてた可能性もある」だそうです。
ごはんをしっかりあげればすくすく育つ
私たちが仔犬を迎えられるのは大体生後3ヶ月以後のことが多いですが、そこからごはんをちゃんとあげれば元気に育ってくれることがほとんどに思います。
ごはんをちゃんとあげてるのに小食であまり大きくならない、もう少し太ってほしい、と心配する方もいらっしゃいます。
これも、元々わんちゃんの体質な場合と健康的課題の場合とありますが、元気な様子であればそのままで大丈夫なことが多いです。
わんちゃんも人間と同じで太りやすい仔とやせ型の仔がいたり、大食いの仔と小食な仔といるのでただしく見極めてその仔にあったごはんをしっかりあげるのが大切だと思います。
まとめ
小ぶりなわんちゃんは人気が高いですが、それを利用する悪徳業者がいることを紹介しました。
正直なところ私も犬を飼う前は小さい仔の方が魅力的に思っていましたが、こういった背景を知ってからはその犬種として標準的な大きさに育てることの方が大切に思うようになりました。
迎えたら絶対にどんな仔でもかわいいので、始めから体の小ささにこだわりすぎないでわんちゃんを探してほしいと思います。