サイト制作をする上で、参考サイトを探すわけですが….
おしゃれすぎて参考にならなかったり、なんとか参考サイトに合わせて作ろうとしても、うまくできなかったりすることがあります…
私は1年以上これにハマってしまって悩んでいました。今回はその経験をまとめています。
もう少し落ち着いていて、装飾もほどよいサイトを見つけたい…そんな時に私が行っている参考サイトの探し方も紹介します。
始めからおしゃれサイトを作ろうとしていないか?
ホームページを作る上でデザインはとても大切です。よりおしゃれで、センスのある、「すごい!」と思ってもらえるデザインを作れたら、お客様はきっと喜んでくれるでしょうし、自分への自信にもつながります。
ですが、「参考サイト」の検索で出てきたおしゃれすぎるサイトを始めから目指そうとするのは違うのかなと思うようになりました。
私はいつも1つの案件でデザインカンプを2〜3個作っています。しかし、うまくできたと感じれるものは1つのことが多く、お客様もその1つを選ぶことが続いていました。
自分でもしっくりきてなかった理由がおそらくこれです。
まずはシンプルでもわかりやすく、リッチに見えるサイトを作れるようになるのが先なのですね。
これを飛び越えて装飾やら配置やらおしゃれにしようとしたところで、逆に動線がごちゃごちゃなわかりにくいサイトになってしまいます。
また、私は昨年から新しくWebアシスタントのお仕事をスタートしたのですが、その中でもコンテンツのウェイトを考えてデザインする必要性を教えていただいています。
「おしゃれなデザインはだれでもわかりやすいデザイン」と言われることが多いように、WEBデザインでもユーザーにとってわかりやすいデザインを心がける必要があります。
今のデザインはわかりにくいという声も…
最近の流行りのデザインは、大体誰が見てもおしゃれだなぁと思うのですが、動線がわかりにくいという声も聞くようになりました。そうしたサイトはおしゃれに見えても勿体無いサイトになってしまいます。
また、動きが多過ぎて酔いそう、目がチカチカする、という方もいます。
こうした声を聞くと、必ずしも今のおしゃれなサイトを求める人ばかりではないというのがわかります。
さらに付け加えると、作るサイトのジャンルによっては、おしゃれテイストは合わない業種もあります。
装飾を増やせば工程数も増えるし保守管理も大変になる
例えばpositionを使って細かなイラストを自由に配置したり、フェードインを入れたりしようとするともちろんそのための工程が増えます。コードが増えることでアップデートでレイアウト崩れやエラーを起こす可能性を上げてしまうことも…
より軽いサイトの方が保守管理も楽になるし、SEO的に良い。おしゃれなデザインにこだわって、これらを見落とすとお客さまにとっては逆に良くないかもしれません。
シンプルでデザイン性のあるサイトの探し方
先程の PENGIN LLC. | Web制作会社 さんのツイートにあったように、おしゃれすぎないデザイン性のあるサイトは日頃からストックすることも大切ですが、私は別の方法もやっています。
それは「そのジャンルに強い制作会社さんの制作実績を漁らせてもらう」です。
手順として、たとえば「保育園」みたいな、子どもがジャンルのデザインを探したい時…
「保育園・幼稚園に強い優良ホームページ制作会社8社をプロが厳選!【2021年版】目的別におすすめします」といったWeb幹事などの記事がでます
今回で言うと「保育園」のホームページを多く納品している制作会社さんが載っているので、その制作会社さんのHPへ行って制作実績を見ます
いいものばかりとは限りませんが、自分の理想のデザインに出会える可能性が高く感じます。
やっている作業としてはアイミツで制作会社さんを決めたかったり、制作会社さん自体を探したいお客様がやっていることなのかなと思います。
時間がかかることもありますが、個人的には結構絞りやすいやり方です。
もしピンタレストやギャラリーサイトで探してもいいのが見つからない時は試してみてほしいなと思います。
まとめ
おしゃれなサイトを作るって憧れます。でも、その前にシンプルでもデザイン性のあるリッチなサイトが作れなければ、憧れのサイトは作れるようにならないと思いました。
そもそも、お客様の好みやご予算の都合だったり、おしゃれなサイトを求められないことも多いような気もします。
また、うまくできないと感じる時は背伸びしようとしている場合もあるかなと思っています。
本当にそのサイトのテイストやコンセプトに合っているのか、ただ自分がやりたいデザインになっていないか見極めも心がけていて、なんとなくしっくりこない時は「背伸びしようとしてるかも」と思うようにしています。
(とはいえまだまだ未熟な点が多いですが…)
サイト制作をしていく上でデザインは重要ですが、工程数はどうかやお客様のご要望に叶っているかなど裏のことも忘れず、おしゃれにこだわりすぎないようにしていきたいと思いました。