「自分でホームページを作ろう」と思って始めたものの、途中で手が止まっていませんか?
作成ツールを使ってみたり、AIで形にしてみたり。でも、思ったようなデザインにならない。何を書けばいいのかわからない。ほかのお店のホームページを見るほど、足りないものが気になってしまう。
そんなときは、最初に目指すゴールを小さくしてみてください。
最初から、何ページもある立派なホームページを作る必要はありません。まずは、お客様に役立つ1ページを公開するところからで大丈夫です。
この記事では、トリミングサロンやペットホテル、ドッグトレーナーなど、ペット事業のホームページを自作したい方に向けて、小さく始めるための考え方をお伝えします。
最初から「完成形」を目指さなくていい

ホームページを作るというと、トップページを作って、サービス紹介、店舗案内、よくある質問、お問い合わせページも用意して……と考えるかもしれません。
でも、それを一度にそろえようとすると、公開までにやることがどんどん増えてしまいます。
例えばトリミングサロンなら、お店の基本情報と「ご利用にあたってのお願い」をまとめた1ページから始めても構いません。
SNSでお店を知った方に「ご予約前にこちらをご確認ください」と案内できれば、そのページにはきちんと役割があります。
詳しいサービス紹介や、お店のこだわりを伝えるページは、あとから足せます。まず1ページを公開して、お客様に使ってもらいながら育てていきましょう。
手が止まる原因は、デザインや操作だけとは限りません
自作が進まないと、「自分にはデザインのセンスがないのかな」「ツールを使いこなせないからかな」と思うかもしれません。
ただ、誰に何を伝えるページなのかが定まらないまま作り始めることも、迷いが増える原因になります。
料金も、こだわりも、実績も、日々の様子も伝えたい。その気持ちは自然です。
けれど、全部を同じように目立たせると、お客様が知りたい情報が埋もれてしまいます。
例えば、子犬を探している方がブリーダーさんのホームページを訪れたとします。トップページにたくさんの実績が載っていても、「今どんな子犬がいるのか」「見学はできるのか」「どのような条件で迎えられるのか」が見つからなければ、次の行動に進みにくいですよね。
実績を載せることが悪いのではありません。代表的なものを一つ紹介して、詳しい実績は別のページにまとめるなど、量と順番を整理すると伝わりやすくなります。
「ホームページに載せているはずなのに、同じ質問が来る」というときも、情報が足りないのではなく、見つけにくい場所にあるのかもしれません。
デザインを考える前に、載せる内容を選ぶ
色や文字、写真を選ぶ前に、まずは次の二つを考えてみてください。
- お客様から、よく聞かれることは何ですか?
- 予約する前に、知っておいてほしいことは何ですか?
「ホームページの目的を決める」と考えると難しくても、この二つなら思い浮かぶことがあるのではないでしょうか。
例えば、業種ごとに次のような内容が考えられます。
トリミングサロンの場合
対応している犬種やサイズ、料金の目安、初回の利用方法、ご利用にあたってのお願いなど。
「うちの子もお願いできるかな」「初めて予約するときはどうすればいいかな」という疑問に答えるイメージです。
ペットホテルの場合
お預かりできるペットの条件、料金、持ち物、チェックイン・チェックアウトの時間、ご予約前に確認してほしいことなど。
飼い主さんが、利用できるかどうか判断するための情報をまとめます。
ドッグトレーナーの場合
相談できるお悩み、対象となる犬や対応エリア、レッスンの方法、料金、申し込みまでの流れなど。
「この悩みでも相談していいんだ」とわかる具体例があると、問い合わせのきっかけになります。
ここに挙げた内容を、最初から全部そろえる必要はありません。ご自身のお客様にとって、必要なものから選んでみてください。
ただし、予約・お問い合わせ先は、最初の1ページにも忘れずに載せましょう。 興味を持ってくれた方が、どこから連絡すればいいか迷わないためです。
専用のフォームを作らなくても、電話番号やSNSのDM、LINE、Googleフォームなどを案内する形で大丈夫です。
動物取扱業の表示は忘れずに
小さく始める場合でも、法令で必要とされる情報は省かないようにしましょう。
第一種動物取扱業に該当する事業を営むには、事業所・業種ごとの登録が必要です。また、ホームページを含む事業の広告には、次の情報を掲載する必要があります。
- 氏名または名称
- 事業所の名称と所在地
- 第一種動物取扱業の種別
- 登録番号
- 登録年月日
- 登録の有効期間の末日
- 動物取扱責任者の氏名
登録内容と照らし合わせて、正確に記載してください。ご自身の事業に必要な登録や表示について不明な点があれば、管轄の自治体に確認しましょう。
参考:環境省「第一種動物取扱業者の規制」、「静岡市「(第一種)動物取扱業者の方へ」
SNSとホームページで、役割を分けてもいい

SNSからの流入を中心にするなら、ホームページは、SNSで興味を持った方が利用条件や予約方法を確認する場所として作っても構いません。
その場合、SNSを使っていない方には情報が届きにくくなりますが、その点を理解したうえで、まずはSNSを見てくれるお客様に向けて整える、と割り切るのも一つの方法です。
例えばトリミングサロンなら、SNSでは利用してくれたワンちゃんの写真や、その日の様子を紹介する。利用のきっかけも伝えられると、「こういう理由でお願いしてもいいんだ」と感じてもらえるかもしれません。
一方、ホームページには、利用条件やお願い、利用方法など、頻繁には変わらず、あとから確認してほしい情報をまとめる。
そんな役割分担でも、十分に始められます。
SNSを見て興味を持った方が、ホームページで必要なことを確認して、予約や問い合わせに進める。その流れを意識してみてください。
お問い合わせフォームも、最初から自作しなくていい
お問い合わせフォームを作るところで手が止まっているなら、普段使っているSNSやLINE、Googleフォームなどを案内する方法もあります。
まずは、「どこから連絡すればいいのか」がわかるようにしましょう。
公開前に、載せたリンクから実際に連絡先へ進めるかを一度確認しておくと安心です。
ホームページの中ですべてを完結させようとすると、作業は増えていきます。今使えるものを組み合わせるところから始めて大丈夫です。
公開前は、特に「数字」を確認してください

デザインは、考え始めるときりがありません。まずは、ご自身が見やすいと思える形を目指してみてください。スマートフォンでも一度開いてみると、気づけることがあります。
ただし、数字が入っている部分は、重点的に確認してください。
料金、営業時間、電話番号、住所の番地、利用できる年齢や体重の条件、動物取扱業の登録番号や日付などです。
文章の誤字は、読む方が「ここは打ち間違いかな」と気づけることもあります。でも、料金が間違っていても、それが正しい金額なのか、お客様には判断できません。
見た目をどこまで整えるかとは別に、お客様の判断に関わる数字は、元の情報と照らし合わせて確認しましょう。
必要な情報は、公開してから足していく
公開したあとに質問が届いたら、それもホームページを育てるヒントになります。
同じことを何度も聞かれるなら、説明を足す。すでに載せている内容なら、置く場所や見出しを変えてみる。
情報が増えてきたら、内容ごとに別のページへ分けていけば大丈夫です。メニューも、ページを増やすたびに並べるのではなく、「サービス」「ご利用案内」など、まとまりで整理すると探しやすくなります。
最初から、考えられることをすべて載せる必要はありません。
お客様とのやり取りを通して、必要な情報を選びながら付け足していきましょう。
困ったところだけ、気軽に相談してください
「ここまでは作れたけれど、先に進めない」
「載せる内容がまとまらない」
「デザインをどう直したらいいかわからない」
そんなときは、無料相談をご利用ください。
相談したからといって、ホームページ制作を依頼する必要はありません。質問一つでも大丈夫です。
私はWordPressや、HTML・CSSを使ったホームページ制作を得意としています。ほかのツールについても、お話を伺い、対応できる範囲でアドバイスします。
まずは、何に困っているのか聞かせてください。
最初のゴールは、立派なホームページを完成させることではなく、お客様に役立つ1ページを公開すること。
その一歩で迷ったときは、お問い合わせページに掲載しているLINE、またはお問い合わせフォームから、お気軽にご連絡ください。




