私が中学3年生のころだったと思います。
弟の友人が引っ越すことになり、飼っていたリクガメを連れていくことができなくなりました。
行き場がなくなったそのリクガメを弟が引き取ってきたのです。
始めは面倒を見ていた弟でしたが、次第に無関心になってしまいました。
逆に私はペットをずっと飼いたかったこともあり、リクガメにぞっこんでした。
とくにごはんを食べる姿はかわいくて仕方なく、よくリクガメを水槽の外に出して小松菜を手であげていました。
お風呂にいれたり日光浴をさせると良いのを知ってから私が率先してやっていました。
一度、庭で日光浴をしているときに居なくなってしまい、家族総出で必死に探したのもいい思い出ですw(無事見つかりました)
その後私が結婚することになり、私が新居にカメを連れていくことにしました。
近所の公園で日光浴をさせていると、子どもたちが遠くで興味津々に見ていたこともありましたし、ベランダの隙間から脱走したこともありました。
決して私に懐いていたわけではありませんが、思い出すと楽しかったことがたくさんあります。
そんな中、我が家には新しい家族、娘ができました。
娘が活発になってくると、水槽に手を入れたり、ヒーターを触りそうになったり…
カメの飼育環境が娘に合わなくなってきてしまいました。
また、カメの水槽はとても重くて、洗うには男の人でないと難しいものでした。
実家にいた頃も水槽を洗う役だけは私の父がやっていて、うっかり割ってしまったこともあります。男の人でも少し大変です。
悩んだ末、親に相談してカメはまた実家で飼うことになりました。
とてもさみしかったです。
その後しばらくして、元々カメを飼っていた弟の友人が戻ってくることになり、カメも引き取られることになりました。
現在もカメは生きているのか…実は正直わかりません。
我が家にやってきた時点で7年くらい生きてたらしいので、うちで過ごした期間を足すと20年以上生きてたことになります。
今も弟の友人宅で元気にしていることを祈っています。