ブリーダーにホームページは必要?子犬紹介サイトやSNSとの違いとメリット

「ホームぺージを作るとどういうメリットがあるの?」
「子犬紹介サイトに載せているからホームぺージは高そうだしいいかな…」

このように思うのは当然です。ホームぺージって、制作コストもかかるし作るメリットがあまりイメージ付きにくいですよね。

私は、子犬紹介サイトやSNSとは別に、新しいご家族と出会う入口を作れることが、一番のメリットだと考えています。

さらに、子犬のかわいさだけでなく、犬舎の雰囲気や飼育方針を知ってもらうことで、「このブリーダーさんから迎えたい」と思ってもらえるきっかけにもなります。

今回は、ブリーダーさんがホームページを持つメリットや、子犬紹介サイト・SNSとの違い、制作を検討するときに考えておきたいことをご紹介します。

1. 子犬紹介サイトだけでは出会えない方にも、見つけてもらえる

※子犬紹介サイトによっては、外部サイトへの誘導や直接取引に制限が設けられています。利用するサービスの規約をご確認ください。

子犬を探す方法は、人によってさまざまです。

子犬紹介サイトで犬種や地域を絞って探す方もいれば、Googleなどで「静岡 ポメラニアン ブリーダー」「愛知 トイプードル ブリーダー」と検索する方もいます。

ホームページを持つことで、こうした検索から直接、犬舎を知ってもらうための入口を作れます。

子犬紹介サイトでは、同じ犬種の子犬たちが一覧に並びます。たくさんの方に見てもらえる反面、ほかの子犬と比較されやすい環境でもあります。

一方、検索から自分のホームページを訪れてもらえれば、犬舎の紹介や飼育方針、親犬の情報などを、伝えたい順番で見てもらうことができます。

検索結果で上位に表示されるためには、公開後の状況を確認しながら、必要に応じて対策を重ねていくことが大切です。

地域名や犬種名など、実際に検索される言葉を意識したページ構成にすることで、検索から見つけてもらいやすいホームページを目指せます。

子犬紹介サイトをやめるのではなく、見つけてもらう経路をもう一つ増やす。そんな考え方でホームページを活用が可能です。

もちろん、ホームページを中心とした運用も可能です。犬舎の規模や繁殖のペースに合わせて、無理のない方法を選ぶことが大切です。

2. 「この子がかわいい」から「このブリーダーさんから迎えたい」へ

子犬を探している方が、最初に気になるのは子犬の写真かもしれません。

「好みの顔立ちの子はいるかな」
「今、お迎えできる子犬はいるかな」

そんな気持ちでホームページを訪れるのは自然なことです。

でも、気になる子犬が見つからなかったら、そこで終わりでしょうか。

例えば、ホームページを見ているうちに、親犬たちがのびのびと暮らしている様子や、ブリーダーさんの飼育方針に共感することもあります。

そうすると、今は子犬がいなくても、

「次に子犬が生まれたら、ここから迎えたい」

と思ってもらえるような関係を作ることができます。

信頼できるブリーダーさんを探して、遠方まで子犬を迎えに行く方もいらっしゃいます。

ホームページは、今いる子犬を紹介するだけの場所ではありません。

犬舎そのものを知ってもらい、これから生まれる子犬とのご縁にもつなげられる場所なのです。

3. 子犬紹介サイトとの違いは、情報の「見せ方」を自由に決められること

子犬紹介サイトにも、ブリーダーさんのプロフィールや飼育方針、口コミなど、信頼につながる情報が掲載されています。

ただし、掲載できる写真の枚数や文章量、レイアウトなどは、サイトごとに決められています。

ホームページなら、伝えたい内容に合わせて写真の大きさや配置、文章の構成、デザインを考えることができます。

例えば、家庭的で温かな犬舎なら、やさしい色合いや自然体の写真を使う。長年の経験を持つ犬舎なら、落ち着いた雰囲気の中で、その実績や取り組みを丁寧に紹介する。

大切なのは、流行のデザインで実際以上によく見せることではありません。

ホームページでは立派に見えたのに、見学に行ったらまったく違う雰囲気だった……。

そんなギャップが生まれると、かえって不安につながることもあります。

実際の犬舎が持っている魅力を、初めて見る方にも分かりやすく整えて伝えること。

それが、信頼につながるホームページのデザインだと考えています。

4. 飼育方針は、言葉だけでなく写真や動画でも伝える

子犬を迎える方の中には、子犬のかわいさだけでなく、どのような環境で生まれ育ったのかを大切にしている方もいます。

「愛情を込めて育てています」

もちろん、その気持ちは大切です。でも、その一文だけでは具体的な飼育環境までは分かりません。

例えば、こんな情報があると、犬舎の様子をよりイメージしやすくなります。

  • 親犬たちが普段過ごしている場所や、遊んでいる様子
  • 犬舎の飼育環境が分かる写真
  • 親犬の健康管理や繁殖についての考え方
  • 妊娠中や出産後の母犬への配慮
  • ブリーダーさん自身の紹介や、犬たちと接している様子

写真は、必ずしもプロに撮影してもらう必要はありません。

スマートフォンで撮った写真でも、明るく、犬たちの様子が分かりやすいものなら十分に活用できます。

また、ブリーダーさん自身の顔や姿が見えることも、安心して問い合わせるきっかけになります。

顔写真の掲載に抵抗がある場合は、犬たちと過ごす自然な横顔や、少し離れた場所から撮った写真などでもよいでしょう。

きれいな写真やデザインだけで信頼を得るのではなく、実際に行っている取り組みを、具体的に見せることが大切です。

5. 子犬がいない時期にも、ホームページは役立つ

個人で繁殖をされているブリーダーさんの場合、年間の出産回数が限られていることもあるでしょう。

「今は紹介できる子犬がいないから、ホームページに載せることがない」

そんなときも、発信できる情報はあります。

例えば、親犬たちが庭で遊んでいる様子や、出産に向けた準備、犬たちの健康管理など。

日常のちょっとした出来事でも、犬舎の雰囲気やブリーダーさんの人柄が伝わるきっかけになります。

引退した繁殖犬のその後の暮らしを紹介したり、里親募集を行っている場合にはその情報を掲載したりすることもできます。

もちろん、毎日ブログを書く必要はありません。

日々の気軽な発信はInstagram、出産予定や親犬紹介など、いつでも見てもらいたい情報はホームページ。

そんなふうに役割を分けることで、無理なく運用しやすくなります。

6. ホームページ経由の成約なら、紹介サイトの成約手数料がかからない

ホームページを持つメリットには、費用面もあります。

子犬紹介サイトの中には、掲載は無料でも、子犬が成約した際に手数料が発生するサービスがあります。

一方、Google検索などから自分のホームページを見つけてもらい、直接お問い合わせ・成約につながった場合は、基本的に子犬紹介サイトへの成約手数料は発生しません。

これは、長く繁殖を続けていくうえで大きなメリットです。

ホームページの制作費と維持費

ホームページには制作費のほか、サーバー・ドメイン代などの維持費がかかります。

例えば、エックスサーバーなら、契約プランや期間によっては年間13,000円程度で利用でき、独自ドメインも継続利用の特典によって無料になる場合があります。

WordPressで制作した場合は、安全に使い続けるためのアップデートも必要です。大きなアップデートの際には専門業者への作業費が発生する場合もあるため、毎月少しずつメンテナンス費用を確保しておくと安心です。

それでも、ホームページの年間維持費が、子犬紹介サイトの成約手数料より安く収まるケースもあります。

ホームページの制作費をどう考える?

ホームページの制作には、ある程度まとまった費用がかかります。制作する内容によっては数十万円になることもあるため、決して小さな負担ではありません。

ただ、ホームページは一度制作すれば、数年にわたって活用できるものです。

例えば、ホームページをきっかけに新しいご家族との出会いが生まれ、直接の成約につながれば、子犬紹介サイトへの成約手数料がかからないというメリットもあります。

こうした出会いが少しずつ積み重なることで、制作にかけた費用を回収できる可能性もあります。

最初にかかる金額だけでなく、これから何年も活用していくことを含めて考えてみると、ホームページの費用に対する見方も少し変わるのではないでしょうか。

子犬紹介サイトやSNSとの併用もおすすめ

子犬紹介サイトには、多くの方に見つけてもらいやすいという強みがあります。SNSは、親犬の日常や子犬の成長を気軽に発信できる場所です。

ホームページを中心に運用することもできますが、それぞれの特徴を生かして併用すれば、新しいご家族との出会いの機会をさらに広げられます。

なお、子犬紹介サイトを通じてお問い合わせがあった方との取引には、そのサイトの規約が適用されます。外部サイトへの誘導や直接取引に制限が設けられている場合もあるため、利用中のサービスの規約を確認しておきましょう。

7. ホームページの更新は、難しくなくていい

「ホームページを作っても、自分で更新できるか心配」

そう感じる方も多いと思います。

特にブリーダーさんの場合、犬たちのお世話が最優先です。パソコンに向かう時間をたくさん確保するのは難しいでしょう。

だからこそ、ホームページは更新しやすい仕組みにしておくことが大切です。

例えば、子犬情報や親犬情報、出産予定などは、ブリーダーさん自身で簡単に更新できるようにする。

一方で、飼育方針や犬舎紹介などの固定ページは、制作時に内容を整理して、必要な情報がきちんと伝わる構成にしておく。

何でも自由に編集できることが、必ずしも使いやすさにつながるわけではありません。

更新する必要がある部分を、無理なく更新できること。

そのくらいのシンプルな仕組みでも、十分に役立つホームページになります。

8. ホームページが必要なブリーダーさん、今は必要ないブリーダーさん

ここまでホームページのメリットをご紹介してきましたが、すべてのブリーダーさんに必要だとは考えていません。

例えば、すでに紹介や口コミ、子犬紹介サイトから十分なお問い合わせがあり、今後も新しい集客経路を増やす必要がないのであれば、急いでホームページを作らなくてもよいと思います。

一方で、こんな方には検討する価値があります。

  • 子犬紹介サイトやSNS以外からもお問い合わせを増やしたい
  • 地域名や犬種名で検索する方にも犬舎を知ってもらいたい
  • 飼育方針や親犬たちの暮らしを、もっと丁寧に伝えたい
  • 今いる子犬だけでなく、これから生まれる子犬を待ってくれる方とも出会いたい
  • 子犬紹介サイトに頼りきらず、自分の犬舎として情報を発信していきたい

ホームページを作ったあとは、検索状況やお問い合わせの動きを確認しながら、より見つけてもらいやすく、問い合わせしやすい状態に育てていくことが大切です。

目的に合わせて設計し、必要な情報を掲載することで、子犬紹介サイトやSNSとは違う役割を持たせることができます。

9. ブリーダーさんのためのホームページ制作例

私自身、ブリーダーさんのホームページについて考える中で、架空の犬舎「ポメラニアン専門ブリーダー ひだまり」のデモサイトを制作しました。

「ひだまり」では、犬たちが穏やかに暮らしている様子が伝わるように、温かな色合いと落ち着きのあるデザインを意識しています。

また、子犬情報や親犬紹介、出産予定など、ブリーダーさん自身で更新できる仕組みも用意しました。

見た目のかわいらしさだけでなく、初めて訪れた方が安心して見学やお問い合わせに進めることも大切にしています。

実際の画面や更新できる内容は、デモサイトでご覧いただけます。

ポメラニアン専門ブリーダー「ひだまり」デモサイトを見る

まとめ|子犬との出会いだけでなく、ブリーダーさんとの出会いを

子犬紹介サイトには、多くの方に子犬を見つけてもらえるという大きなメリットがあります。InstagramなどのSNSも、日々の様子を気軽に伝えられる便利な手段です。

そしてホームページには、検索から犬舎を知ってもらい、飼育方針や人柄を理解したうえでお問い合わせにつなげられるという役割があります。

どれか一つを選ぶ必要はありません。

それぞれの特徴を生かして、出会いの機会を広げていくことが大切です。

「この子を迎えたい」だけでなく、「このブリーダーさんから迎えたい」と思ってもらえるホームページ。

そんな場所を持つことが、これからのご縁につながっていきます。

ブリーダーさん向けのホームページ制作については、こちらでもご紹介しています。
テンプレを基盤として制作するので、0から作る必要がなく、コストを抑えて制作することが可能です。

ブリーダー向けホームページ制作のご案内

無理な売り込みはいたしませんので、「まだホームページが必要か分からない」という段階でも、お気軽にご相談ください。