こんにちは、みのりです。 わんちゃんと向き合う事業をされてる方で「予約システム入れたほうがいいかな?」と考えてる方もいるかと思います。
今回、私が思う予約システムの導入についてまとめてみました。
予約システムがあったら確かにお客さんにとっても便利だし、取りこぼしも減らせる可能性はあります。
しかし、基本スタンスとしては、お客さんはシステムがあるから来るのではなく、そこのサービスや、オーナーさんを信頼して大切な家族を預けに来ます。
なので「お客さんのために便利にしなきゃ」という視点ではなく、「オーナーさんの都合」で決めてほしいなと思っています。
この記事はトリミングサロンやドッグトレーナー、ペットタクシーなど、主に時間単位で予約を受けるオーナー様向けの内容となります。
電子カルテとの連携が必須な動物病院様や、長期預かりがメインの老犬ホーム様などは、専用の大型システムが向いているため、今回はお話に含みません。
「予約システム」を導入すべきタイミングとは?
予約システムは無理に導入する必要はなく、以下のような課題がある場合は検討の価値があります。
- 作業の中断を減らしたい: 施術中や移動中に電話が鳴り止まず、手が止まってしまう。
- 夜中の対応を自動化したい: 寝ている間の問い合わせに即答できず、取りこぼしが不安。
もしも、今の「手書きノート」や「LINE」で問題なく回っているなら、無理に変える必要はありません。むしろ、少し手間でもこちらのほうが良い場合もあります。
予約システムは導入することで業務が楽になることもありますが、管理すべきツールを増やすことにもなります。
検討するべきリスク
導入することで出てくるデメリットもあります。考えられるものだけでもいいので、必ず洗い出しするのがおすすめです。
それはお店のサービスやスタッフ体制によって異なる部分もあると思いますが、以下、例を紹介します。
「誰でも予約OK」にするかどうか
「システムを入れると、面識のない方からいきなり予約が入るのが不安」という方もいらっしゃるかと思います。ぜひ、オーナーさんの取り決めに従える設定にしてください。
- 「初回の方はLINEかお電話のみ」にする(2回目以降の常連さん専用にする)。
- 「仮予約」という形にして、オーナーさんが内容を確認して「OK」を押すまで確定させない。
命を預かるお仕事でもあるので、何かあってからでは責任が取れませんよね。
お客様にしっかり理解をしていただいた上で利用してもらえるよう設計を組みましょう。
予約キャンセル時のこと
予約システムがあると、気軽に予約ができる分、キャンセルも気軽になります。そこで見落としがちなのが「予約システムのキャンセル方法」のご案内です。
予約システムを入れることで、お客様も慣れるまで使いかたがよくわからないまま使用します。
「予約システムからのキャンセルの仕方がわからなくて…」という問い合わせが一定数出てしまう覚悟はしておいた方が良いと思います。
頻繁に起こることではないと思いますが、対応前提にしておくことで実際おこった時に慌てずに済みます。
キャンセル方法に制限をかけるのもOKです。
「キャンセル時は予約システム、または電話からお願いします。」や、「メールでのご連絡はお控えください。」など、どういう状態を作れば取りこぼしがなく回せるか決めて見てください。
導入するなら「スモールスタート」から
一度使い始めると、後からやめるのは意外と大変です。まずは以下のステップで「実験」してみましょう。
- ステップ①:無料で試す まずは一人で触ってみて、自分が使いやすいか確認します。
- ステップ②:常連さんにデモをお願いする 仲の良いお客さんに「テストで使ってみて!」とお願いし、正直な感想(使いにくいところはないか?)をもらいます。
無料で試せるおすすめ予約ツール
以下、無料で使えるツールを上げてみました。
- STORES 予約:王道の安心感。月50件まで無料。
- Square 予約:決済と連動したいならこれ。1店舗なら件数無制限。
- Tol(トル):スマホだけで完結させたいトリマーさんに最適。
- SelectType:ヒアリング項目を細かく設定したい場合に。
ホームページに導入する際の注意点
「せっかくホームページがあるなら、中で予約まで完結させたい」と思うかもしれません。ですが、WordPress(ワードプレス)などの自作サイトに「予約プラグイン」を安易に入れることは、私はあまりおすすめしていません。
理由は大きく2つあります。
- セキュリティのリスク: 予約フォームをサイト内に作ると、お客様の氏名や電話番号などの「個人情報」を自分のサイト内に保管することになります。これは、ハッカーから見れば「お宝(個人情報)がある場所」と狙われるリスクを高めます。専門知識がないまま個人情報を管理するのは、今の時代、非常に危険です。
- 運用が「重く」なる: WordPressのプラグインで管理する場合、基本的に「パソコンを開いて、ログインして……」という操作が主になります。接客やトリミングの合間にこれをやるのは、想像以上に負担です。
どうしてもホームページで完結させたいなら
もし、外部ツール(STORES予約など)に飛ばさず、ホームページの機能として予約を組み込みたい事情がある場合は、「Wix(ウィックス)」などプラットフォーム型のホームページ作成サービスを使うのがおすすめです。
Wixなどは、あらかじめ「予約機能」がシステムの土台として組み込まれているため、個人でプラグインを追加するよりもセキュリティが格段に強固で、スマホアプリからの管理もしやすい設計になっています。
「餅は餅屋」でリスクをそぎ落とす
私がおすすめしているのは、「ホームページはあなたの想いを伝える場所」とし、「予約管理は専門ツールに任せる」という役割分担です。
STORES予約やSquare予約などの専門ツールは、セキュリティ対策に莫大な予算をかけています。そこに任せることで、万が一のリスクを回避し、あなたは安心して「わんちゃんと向き合う仕事」に集中できるようになります。
最後に
予約システムを入れるだけが正解ではありません。「第一希望・第二希望をメールフォームで送ってもらうだけ」の方が、お互いに間違いがなくて楽な場合もあります。
今の働き方に、どの方法が一番「いい回り」を生むのか。 迷ったら、ぜひ「困りごと相談室」に来てください。



