こんにちは。ペット業界専門のウェブデザイナー、みのりです。
ペット事業のホームページを作るなら、「かわいいホームページにしたい」「おしゃれな雰囲気にしたい」と思う方も多いと思います。
ペット業界は、かわいいデザインとの相性がとてもいい業界です。
でも、一口に「かわいい」「おしゃれ」といっても、その形はひとつではありません。
トリミングサロン、ペットショップ、ブリーダー、ペットホテル。
同じペット事業でも、お客様に伝えたいことや、お店の雰囲気はそれぞれ違います。
今回は、ペット事業に合うホームページデザインについて、見た目の作り方から、完成後の更新のしやすさまで考えてみたいと思います。
ベースは「どんなふうに感じてもらいたいか」から
ペットのホームページというと、
- 肉球や犬・猫のモチーフ
- 丸みのあるフォント
- パステルカラー
- 手書き風のイラスト
などを思い浮かべる方もいるかもしれません。
もちろん、お店の雰囲気に合っていれば、こうしたデザインもかわいいです。
でも実は、「ペットのお店だからかわいくする」と考えるより、そのお店をどんなふうに感じてもらいたいのかから考える方が、デザインを決めやすくなります。
たとえばトリミングサロンなら、かわいさだけでなく、
「清潔感がある」
「丁寧に施術してくれそう」
「このカット、かわいいな」
と感じてもらうことも大切です。
ブリーダーなら、子犬のかわいさだけでなく、
「普段こんな環境で暮らしているんだ」
「大切に育ててもらっているんだな」
「この人からお迎えしたいな」
と感じてもらえることも大切だと思います。
ペットホテルなら、かわいさよりも安心感や清潔感を少し強くした方が合うかもしれません。
「かわいいホームページにする」ではなく、「どんなお店なのかが伝わるデザインにする」。
その結果として、かわいい、おしゃれ、やさしい、親しみやすいと感じてもらえるのが理想です。
ペット事業のホームページは、写真がとても大切
ペット事業のホームページを作るとき、デザインと同じくらい大切なのが写真です。
かわいい装飾をたくさん入れなくても、写真が魅力的なら、それだけでホームページの印象は大きく変わります。
トリミングサロンなら、
- カット後のわんちゃん
- 施術中の様子
- スタッフとわんちゃんが接している様子
- 店内の雰囲気
ブリーダーなら、
- 子犬
- 親犬
- 犬たちが普段過ごしている様子
- ブリーダーと犬が一緒にいる写真
- 犬舎や生活スペース
ペットショップなら、
- 店内
- スタッフ
- わんちゃん・ねこちゃん
- 実際にサービスを利用している様子
など。
「かわいいホームページにしたい」と考えると、つい色や装飾に目が向きます。
でも、ペット事業では、実際のお店や人、動物たちが見えること自体がデザインの大切な要素になります。
いい写真を大きく使って、文字と余白をきちんと整える。それだけでも、十分おしゃれなホームページを作ることができます。
もちろん、すべての写真を自分で用意しなければいけないわけではありません。イメージを補うためにフリー素材を使う方法もあります。
その場合、ペット事業のホームページでは、できれば日本の住宅や店舗、日本人とペットが写っているものなど、実際のお客様が見ても違和感の少ない写真を選ぶのがおすすめです。
色やフォントで「どんなかわいさか」を考える
「かわいい」にもいろいろあります。
淡いベージュやグリーンを使えば、ナチュラルでやさしい印象に。
明るい色を組み合わせれば、元気で親しみやすい印象に。
色数を抑えて余白を広く取れば、かわいさを残しながら少し上品な印象にもできます。
フォントも同じです。
丸みのある文字なら親しみやすく、細めの文字なら少し落ち着いた雰囲気になります。
手書き文字をポイントで使うだけでも、やわらかさを出せます。
大切なのは、「ペット事業だからこの色、このフォント」ではなく、お店の雰囲気に合わせて選ぶこと。
同じトリミングサロンでも、
「地域の方が気軽に通える、親しみやすいサロン」と、「デザインカットを得意とする、少し特別感のあるサロン」では、似合うホームページも違います。
ホームページのデザインは、写真・色・文字・余白などを組み合わせることで、そのお店らしい雰囲気が作が作られる、結果、おしゃれさやかわいさが自然に生まれたりします。
シンプルでも、かわいい。凝ったデザインにもできる
ホームページの見せ方にも、いろいろあります。
写真と文章をシンプルに並べて、写真・色・フォント・余白で雰囲気を作る方法。
写真の上に文字やイラストを重ねたり、複数の写真を少しずつずらしたりして、より印象的に見せる方法。
スクロールに合わせて動きをつけることもできます。
どちらが優れているということではありません。
シンプルでも、おしゃれなホームページは作れます。
反対に、少し複雑なレイアウトを使うことで、そのお店ならではの世界観を表現できることもあります。
ここは、好みや予算、伝えたい雰囲気に合わせて選んでいいところです。
少し注意点としては、見た目の自由度を高くするほど、自分で自由に編集できる範囲は狭くなりやすいという面もあります。
見た目にこだわるほど、編集できる範囲が狭くなりやすい理由
たとえば、
- 写真の上に文字を重ねる
- 複数の写真をずらして配置する
- 写真の形に合わせて文字を配置する
- パソコンとスマートフォンで見せ方を変える
といったデザインでは、見た目を再現するために専用のコードを使って細かく調整することがあります。
「この大きさの写真が入る」
「文章はこのくらいの長さ」
「スマートフォンではこの位置にする」
といったところまで考えて、ひとつのデザインを作っています。
そのため、完成後に自由に写真を入れ替えたり、文章を大幅に増やしたりすると、最初に作ったときのバランスが崩れてしまうことがあります。
一方で、写真と文章をシンプルに並べるような作りなら、比較的自由に編集しやすくなります。
だからといって、「かわいく、おしゃれにしたいなら、自分では更新できない」ということではありません。
デザインと更新しやすさを両立する方法はいくつかあります。
方法1|自分で編集しやすいデザインにする
ひとつは、最初から自分で編集することを前提にデザインする方法です。
写真と文章をシンプルに配置し、写真・色・フォント・余白などでお店らしさを表現する。
複雑な配置を少なくすれば、文章や写真を変更してもデザインが崩れにくくなります。
「完成後は自分でいろいろ変更したい」という方なら、こうした作りの方が使いやすいこともあります。
シンプルでもおしゃれなサイト、よく見かけますよね。
そういうサイトは実はこの手法に近い格好で作られてることが多いです。
方法2|更新したいところだけ、編集できるようにする
もうひとつは、デザインにはしっかりこだわりながら、更新するところだけ簡単に編集できる仕組みを作る方法です。
たとえばブリーダーなら、子犬情報は頻繁に追加します。
それなら、
- 写真
- 生年月日
- 性別
- 毛色
- 紹介文
などを入力すれば、決められたデザインで表示されるようにしておく。
更新する人は、写真を重ねたり、文字の位置を調整したりする必要はありません。
複雑なデザインでも、更新する部分があらかじめ分かっていれば、レイアウトを崩さず編集できる仕組みを作ることができます。
つまり、
「どこでも自由に編集できる」ことと、
「必要なところを簡単に更新できる」ことは違います。
どこを更新したいのかが分かっていれば、そのお店に合わせた更新方法を考えることができます。
方法3|普段使うところだけ自分で更新する
そして、すべてを自分で編集できるようにしない方法もあります。
お知らせやブログなど、日常的に使うところは自分で更新する。
店舗紹介やサービスについてなど、たまにしか変更しないページは、必要になったときに制作側へお願いする。
これでも十分な場合があります。
実際、編集できるようになっていても、久しぶりに固定ページを変更すると、
「どこを触ればいいか分からない」
「デザインを崩してしまいそうで怖い」
となることもあります。
何でも自分で変更できることだけが、使いやすさではありません。
どの方法が合うかは、お店によって違います
たとえばトリミングサロンなら、
- お知らせ
- ブログ
- メニュー
- 料金
- 営業日の案内
など、変更する可能性のある情報があります。
ただ、「料金を自分で変更したい」といっても、金額だけを書き換えるのか、新しいメニューも追加するのか、コースの説明も変更するのかによって、使いやすい方法は違います。
普通の表として編集できた方がいい場合もあれば、メニューごと追加できる仕組みが合う場合もあります。
変更する機会が少ないなら、必要になったときだけ制作側へお願いする方法もあります。
ブリーダーなら、子犬情報や出産情報。
ペットショップなら、入荷情報やお知らせ。
ペットホテルなら、営業日や利用案内。
何を、どのくらいの頻度で、誰が変更するのか。
ここまで考えておくと、見た目だけでなく、完成後も使いやすいホームページを作りやすくなります。
ホームページを依頼するときには、
「自分でどこまで更新できますか?」
だけでなく、
「自分で編集できないところを変更したくなったら、どうなりますか?」
も確認してみると安心です。
単発でお願いできるのか、サポートプランがあるのか、費用や対応までの日数はどのくらいなのか。
私の場合も、月額でサポート費用をいただいているお客様もいれば、必要になったときだけ単発で変更をご依頼いただいているお客様もいます。
かわいい、おしゃれ。その先まで考えたホームページに
ペット事業のホームページだからといって、決まったデザインがあるわけではありません。
かわいい、ナチュラル、シンプル、少し高級感がある…
どんなデザインでも、そのお店の雰囲気や伝えたいことに合っていることが大切にできると良いですね。
そして、見た目にこだわりながら、自分でどこまで更新したいのかも考えてみる。
自由に編集したいなら、編集しやすいデザインにする。
デザインにもこだわりたいなら、更新するところだけ安全に編集できるようにする。
普段ほとんど変更しないところなら、必要なときだけ制作側へお願いする。
どれかが正解ということではありません。
かわいく、おしゃれで、そのお店らしい。
そして、完成したあとも無理なく使っていける。
私は、見た目と中身が大事にされたデザインを目指しています。



